2007年8月29日水曜日

チェロを弾きたい

この前、とある雑談で音響系のバンドの話をしていたのを思い出したら
いきなりチェロを弾きたいという欲求にかられた。
どうしようかな、サイレントチェロでもいいから買おうかな、
習いにいこうかな。
と映画から外れた話をさんざん書いたところで、
下↓の告知を読んでください。

事務より

9月の後半か10月中には
第1回目の会合(上映会)を催す予定です。

クッション、飲み物持参の
床に座っての上映会です。

期日などの詳細が決まり次第、こちらでお知らせします。

2007年8月26日日曜日

耳の快楽の復権

藤枝守という音楽家がいる。
彼の著書『〔増補〕響きの考古学』は
私の音楽観に強い影響を与えた本である。

私達が普段聴いている音楽は、
その大部分が「平均律」=西洋音階から作られている。
平均律とは、1オクターブを平均して12分割して全音と半音とに
振り分けた音階である。
この本では、平均律以前の古代ギリシャのピタゴラスによる
12音階の発明(ピタゴラス音律)による西洋音楽の発生と
それにつきまとう弱点の克服、
ルネサンス期において、ルート・3度・5度をハモらせることに
成功した純正調(純正律)へと変化をとげ、
その後バロック期に様々な音律が生み出されて
現在の平均律へと至る歴史がつづられている。

現在において平均律は自由な転調などの機能性を獲得したが、
正確に協和(ハモる)しないなどの弱点を抱えている。

この本の筆者は平均律の限界を超えた表現を、
純正調の再評価をふまえた
アメリカの現代音楽の新しい動きの紹介などで試みようとしている。
彼自身も純正調による作曲活動などにより知られ、
また、九州大学において教鞭を執っている。

私は、この本を読むまで純正律(純正調)という言葉を知っていたが、
その詳しい内容までは知らなかった。
この本を読んでいくにつれて、少年期に受けた音楽教育に疑問を
感じるようになり、私の知っている西洋音階(のピッチ)以外の
様々な音階を知るようになった。
と同時に、耳の感覚を研ぎ澄ますことの重要さを思い知らされた。

このブログを読んで、音楽のしくみの歴史に興味をもった人は
この本を読んでみたら面白いかな。

と書いていて、先日ドラマーで作曲家の富樫雅彦氏が亡くなったのを
思い出した。
67歳ははやいよなぁ、新藤兼人とまではいかなくても
80代ぐらいまでは生きていてほしかったと思う。
ベルイマンやアントニオーニとまではいかなくても、
優れた表現者には長生きして欲しいものです。

2007年8月17日金曜日

こんなものをやっていた、大和屋竺監督特集

最近TVブロスを立ち読みしていると、
山田広野がコラムに大和屋竺の作品のことを書いていた。
『なにっ、大和屋作品が上映されているだとっ!』と焦って
スタジオボイスやぴあも読んでみたら、
やっぱり都内で特集上映していた。観に行けなくて残念。

大和屋竺(やまとや あつし)について少し説明すると、
鈴木清順率いる脚本家集団「具流八郎」の一員として活動する一方で
若松孝二の右腕として活躍。
TVではルパン3世のシリーズ構成などで有名。
主に脚本家として知られているが、
「荒野のダッチワイフ」「裏切りの季節」などの監督作品などがある。

今回の特集上映は今月12日までのはずだったが、
9月2日までに延長されたので
東京に行く予定のあるという方でもし興味があったら、
観に行くことをおすすめします。
上映会場の上野一角座も、
美術館の敷地内にある一風変わった劇場なので、
見物するだけでもおもしろいかも。

2007年8月15日水曜日

カジュアルアーツフェスタ見聞記

昨日AKITAカジュアルアーツフェスタ07の初日を観に行って来た。
会場に着いたのは12時前で、
ライブイベントはまだやっていなかったのでドトールに少し寄っていく。
会場ではいくつかのグループがオブジェや平面作品を作っていた。

昼過ぎに会場に戻ると、まど枠店主とココラボ主宰に遭遇。
そのまま後に付いていってライブ会場に行った。
午後1時にライブ開始。
最初のと2つ目のバンドは高校生のコピーバンド。
2つ目のバンドの女性ベーシストは格好良かった。
その次の「砂丘」はオリジナル曲で、
ダブ、サイケ、オルタナティブの匂いがする楽曲だった。
4つ目のバンドは奥田民生、パフィー、ザブームのアコースティックカバー。
みんなで楽しんでいる感じにコミュニティー的なものを感じた。
アトリオン前に移ってまつもと氏のDJを聴く。
ストレンジ感たっぷり。
その後飛び入りでアコギのソロの人(名前忘れた)の演奏。
カバーよりオリジナル曲の方が良かった。
その後少し早めにココラボ主宰に挨拶をして帰宅の途についた。

今回行ってみて思ったのは、
今回はアートやパフォーマンスという形態だけど、
地方都市だと街の活性化にはフェスティバル形式が一番有効なんだろうなと。
東京だとSAVETHE下北沢や高円寺の素人の乱みたいな
自然発生的な運動があったり、
ちょっと違う意味ではここ数年各地でサウンドデモが盛り上がったりしたけど、
秋田だともう人口的にそういうことができない可能性を感じるから
フェスティバルで街を盛り上げることの必要性を感じた。
(もっと客が多かったならとも思ったけど。)

2007年8月13日月曜日

アキ・カウリスマキ、ジャコ・パストリアス、伊丹十三

昨日、アキ・カウリスマキ特集を観に秋田市内へ行った。
「街のあかり」と「レニングラードカウボーイズゴーアメリカ」の2本を観る。
90年代のブームの頃は全然観ていなくて、これが初めて。
「街~」は寒色系の色彩が印象的。
50年代ヨーロッパ映画の匂いを感じさせていた。
「レニングラード~」の方はリアルタイムで観ていると違った感想だろうけど
モンティパイソンから続く英国系の笑いに通じるものがあった。
どちらともそれなりに満足だったが、
少し物足りなさを感じながら映画館を後に。

その後ココラボラトリーに寄ってからタワーレコードに行き、
ジャコ・パストリアスの来日ライブ2枚組とルイス・エサのインスト盤を購入。
ルイス・エサの方はバンド時代(タンバトリオ)や
ソロの他のアルバムに比べて物足りなかったが、
ジャコのライブ(特に1枚目)が良かった。
私的にはベーシストとしてよりも作編曲家としてのほうが好きだが、
この時代(81~83年頃)がピークだったと思う。
しかし10代の頃はフュージョンやブラジル音楽なんて軟派な音楽だと
バカにしていたのに今だと全然イケるようになってしまった。
歳をとったものだなとつくづく感じる今日この頃。

今日は伊丹十三のDVDをレンタルで借りた。
彼についての本が出ているので久しぶりに観てみたいと思っていた。
「マルサの女」を観た感想は、
編集のリズム感の切れ味が素晴しい。
当時観た感じよりも良くなっていた。

まあしばらくはこんな日記風な感じで失礼します。

2007年8月12日日曜日

まずはじめに

まずはじめに、このブログは「まど枠」店主さんのすすめで始まりました。
この場を借りて感謝します。

映画サークルというかたちですが、
音楽やアートなどや時事問題など諸々のことについても
書いていきたいと思っています。

2007年8月5日日曜日

映画サークル 電球


少し昔の(50-80年代)までの映画等をみんなで観たりしたいので、
興味をもってくれた方は連絡を下さい。

ジャンルは邦画、洋画、アジア映画等を問わず、
「ポルノ、ピンク映画、アニメ、特撮もアリ」です。

平日の夜や土日の方が時間が空いています。


sanadamushi1@gmail.com
代表:梅澤