2007年10月31日水曜日

図書館にて

先日、中央図書館にカードを作りたくて申し込みに行ったら。
「市内に住んでいますか?」「いいえ。」
「市内に通勤か通学していますか?」「いいえ。」
「市立図書館ですので、
居住者か通勤通学しているひとしか借りられません。」
ん~。使えねーなぁ。

2007年10月29日月曜日

漫画「レッド」を読んで

ここ最近、いくつかの雑誌の書評で「レッド」(山本直樹作)が
話題になっていた。私も気になって購入しようと思い、
書店めぐりをしたけどなかなか見つからなくて
盛岡に行ってやっと手に入った。

レッドという題名のとおり、連合赤軍事件が題材になっている。
登場人物名や、団体名は変更されているものの、
資料と照らし合わせたかぎり史実にごく忠実に筋書きが運んでいく。
まだ1巻なので激しい暴力シーンは少ないけど(死者は出ている)、
最終的にはあさま山荘事件にまでもつれ込むんだろうなぁと想像している。

これまでにも連合赤軍事件をテーマにした小説や映画が
いくつかあったけど、
この作品では、その後に殺し合うことになるメンバー達の日常感を
強く感じさせる。
他の作品のように内ゲバやあさま山荘事件のみを描いたものではなくて、
1969年の活動初期の頃からを追った内容なので、
血なまぐささが薄められる分だけそちらの方をより感じるのだろう。
この感じは、森達也がオウム真理教を描いた「A2」(「A」は未見)に
通じるものがあると思う。
と同時に、9.11以降の現在の視点から60~70年代を捉える行為に
なるだろうなと感じた。別の作品では、この感じを「青春」として見ることが
多かったけど(あるいは極悪人)、
それは違うなと感じていたのでこの捉え方には共感できた。

ネット上では賛否両論だけど、私は現時点では名作だと思う。
ただ、赤軍派などの暴力闘争の生き方には共感できない。この時代の運動
としてはべ平連のほうがまだ良かったのではないかと思っている。

少し話はそれるけど、たまたまネットで調べものをしていたら、
松江哲明氏が若松孝二監督の最新作「実録・連合赤軍」の先行上映を
観て、自身のブログで絶賛していたのが気になる。こちらも観てみたい。
来年に一般上映されるらしいけど、秋田ではやらないだろうな。
上京するかDVDで観ることになるだろうけどこちらも一見の価値アリだろう。

しかし前回といい今回といいもっと軽い内容にしようと思いつつ、
なかなかできないなぁと思いながら今回はここでおしまい。


...追記、後で読み直して、巻末の解説に青春群像劇と
書いてあったのでしまったと思ったが、作品の印象は変わらない
ので訂正せずにそのままにしておこう。

2007年10月20日土曜日

素人の乱のこと

この前(たしか月曜)、秋田さきがけの夕刊に
素人の乱で行われた展覧会の記事が載っていた。
ついにそういう時代になったかと心の中で小躍り。

このブログのなかでちょっと触れた事もあるけど
少し解説すると、
素人の乱とは、東京 高円寺の北口にあるいくつかの店の名前で
古着屋、リサイクルショップ、喫茶店がある。
私はまだ行ったことがないのだけれど、
同世代の連中がやっているという事でシンパシーを感じていた。
店主のひとり(というか首謀者)の松本哉氏は、
これまで路上鍋イベントなどを敢行。
今年4月の統一地方選では、
選挙運動と言う名目で公然となんでもできると出馬。
落選したけれど、それについての記事がクイックジャパンや
いくつかの雑誌に載っていた。
ネットラジオなどもやっているので、
検索してみるとホームページを見られる。

と書いたところで、
下の告知↓を読んで下さい。
とりあえずはこういう予定です。

2007年10月19日金曜日

第二回上映会

次回の上映会は11/17(土)を予定しています。

上映作品は未定ですが、
邦画の予定です。


リクエストもお気軽に。

コメント欄または下記メールアドレスまでどうぞ。

代表
sanadmushi1@gmail.com

事務
waltzenator@gmail.com

2007年10月14日日曜日

第一回上映を行いました

今、この文章を書いているのは14日(日)の午後です。

昨日PM21:30に、予定通り第一回上映を行いました。
映画はゴダール「中国女」。
今回の人数は私を含めて8人。
「大人の映研」みたいな感じで、
反応を見る限り、おおむね好評でした。
見に来ていた皆さん、どうもありがとう。
次回どのような作品を上映するかは未定ですが(邦画とは言ったけど)、
これからもコンスタントに活動を続けようと思っているので宜しく。

2007年10月11日木曜日

第一回上映会のお知らせ

10/13(土)21:30より
      上映時間103分

上映作品:ジャン=リュック=ゴダール「中国女」

場所:書籍販売まど枠
(秋田市大町川反中央ビル3F)


入場料等は必要ありません。
クッション、飲み物等をご持参下さい。※アルコールは今回は禁止

どなたでも参加できます、お気軽に。
尚、上映終了後場所を移しての会合がありますので
参加の可否、メールでお知らせいただけると助かります。


改めまして、どなたでもお気軽にどうぞ。

sanadmushi1@gmail.com



事務より

2007年10月5日金曜日

居酒屋兆治を観た

この前、居酒屋兆治(83年)のDVDを観た。
なぜかと言うと、作家の長部日出雄氏が
著書の「邦画の昭和史 スターで選ぶDVD100本」(新潮新書)の中で、
高倉健の隠れた代表作に挙げていたからである。

しかし、観ていながら私が一番気になったのは、
YMO時代の細野晴臣が出ていた(怪演)ことだった。
しかも異様に楽しそうに演技している。
あとは、映画監督になる前の伊丹十三や
武田鉄矢なども出演。
他にも別の視点で見てみると、
田中邦衛や池部良が出演している部分は、
網走番外地や昭和残侠伝みたいな
若い頃の高倉健出演映画のようにも見えてしまう。

監督の降旗康雄は(他に鉄道員など)
どちらかと言うと文芸映画が多い職人監督だけど、
出演者の顔ぶれなんかをとっても、
どこかで東映の血が流れているんだなと感じた。