2009年2月25日水曜日

クスリの話で思い出した事がある

小泉純一郎風に

 『大麻は抵抗勢力だ。リタリンを止めるな!』

ところで、前回の話を書きながら思い出したのだが、
2001年か02年頃、笑福亭鶴瓶と今田、東野のWこうじが司会の
「いろもん」という深夜番組に、
森光子がゲスト出演したときの事、
トークの中で、ミスワカナ(戦前から戦後にかけて活躍した漫才師)が
晩年、ヒロポン中毒だった頃の話をして、
明らかに今田耕司がビビッっていたのを覚えている。

森光子は、アラカン(嵐寛寿郎)のいとこであり、
若い頃から芸能界に身をおいていた。
当然、昭和10、20年代の日本のショービジネスの影の部分を
知っている。
本来なら、森繁久弥と久世光彦の本のように、
誰かがちゃんと昔の竹中労的なかんじで、
森光子の目から見た昭和芸能史の本を出版してくれればいいのに。
たとえば、昭和10年代前半の、
永田雅一率いる新興キネマ(松竹の子会社、別働隊)と
吉本興業の対立によるタレントの引き抜き合戦の内部にいた
人間の苦悩とか。

多分、あんまり売れないだろうけど、
小林信彦や佐藤忠男クラスの人物がこの仕事をするべきだ。
でももう無理かな。
それなら、中堅どころでは鈴木義昭、
若手(私と同世代)なら安藤健二なら
この仕事に向いていると思う。
あと、吉田豪でもいいかも。
できることならなるべく早めにやってほしい。
という個人的な願望になってしまったのでここでおしまい。

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