2010年5月22日土曜日

太田光と中沢新一の関係は今どうなっているのか?

昨日の晩、父親が居間のテレビで太田総理を観ていたが、
それを隣の台所で聞きながらふと思ったことがあった。

私はこの番組が嫌いなので、最近は全く観ていない。
その理由として、
数年前に、「憲法九条を世界遺産に」という本を
中沢新一との共著として出した人物として、
最近のこの番組での言動が、
ほとんど転向といってもいいほどぶれていると感じるからだ。
もともと新左翼よりも古い、
1950年代的左翼といってもよいぐらいの
思想傾向の持ち主だった彼が、
最近では、竹中平蔵ばりの新自由主義者か
宗教右翼の人間にすら感じられる。
たぶんナベツネの圧力なんだろうが、
読売新聞本体や、たちあがれ日本が改憲を唱えだしたら、
太田光自身が改憲論を言い出す可能性がある。

その上で、太田光と中沢新一との関係は
今どうなっているのだろうかと考えてみた。
現在では、昔に比べて二人の関係が
ギクシャクしている可能性がありうると思ったことがある。
昨年(09年)2月、
NHKの爆問学問に藤枝守が出演したときの
互いに話が噛み合わない微妙な放送を観た時の印象から
今に思えばそう感じられるのだ。
藤枝氏の著書「響きの考古学」の
平凡社ライブラリー版の解説を中沢新一が書いている。
他にも一緒に仕事をしたことがあるので、
藤枝氏は中沢人脈に連なる人物と判断できる。
太田光はこのことを分かっていて、
このような態度に出たのかなと私は推測した。

そういえば、話は変わるが、
一部で有名なあの三宝会という団体名の「三宝」が
仏教用語なのがすごく気になった。
新聞やテレビなどの中枢にも、
いわゆる「保守のカルト汚染」と同じ現象が
起こっている可能性が考えられる。
これからも、マスコミの報道にどのようなバイアスが
かかっているのか、観察していこうと思っている。

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