おととい、近所の本屋でたまたま東洋経済新報を立ち読みしていたら、
今回は「鉄道革命」という見出しで特集が組まれていた。
内容といえば、大雑把に言うと今後、世界的に交通手段の主力が
自動車や飛行機から鉄道へと移っていくことと、これに対して日本は
どのようにしていけばよいかという事が書かれていた。
これを読んでふと思ったのは、近所を走っている秋田内陸線について
のことなのだが、この特集の中で日本の廃線寸前の路線一覧が
書かれていて、その中にやっぱり秋田内陸線も含まれていた。
記事にはなるべく廃線にしないで活用すべきとのニュアンスの主張が
書かれている。
私は完全にローカル線存続派なのでこの主張には共感できた。
しかも、これからの日本では新幹線だけではなく、在来線も活用
すべきとのことらしいのでそのとおりだと思う。
話は変わるが、戦前、日本から朝鮮、満洲、中央アジアを通って
ヨーロッパへ高速鉄道を走らせるという計画があった。
満鉄のあじあ号はその一部である。
戦後、国鉄総裁として新幹線計画を指揮した十河信二はこの計画の
メンバーであった。
このように、20世紀前半の日本はアメリカやドイツ(アウトバーン)が
モータリゼーションを優先させたのに対し、鉄道網の発展を
中心にして交通を発展させるという政策をとっていた
(高速道路計画もそのころから存在していたが)。
この流れを、高速道路と両立させながら加速していったのが
田中角栄だった。
それから3,40年たったが今後は、新幹線のような高速鉄道よりも
地下鉄、路面電車や、ローカル線の方に重点が移っていくらしい。
話はもどるがだから、秋田内陸線や由利高原鉄道のような
ローカル線が活用される時代がやってくるだろう。
そのためには廃線にはせずに残しておいたほうがよいと思う。
とは書いたものの、本当は今欲しいクルマがあるので
自分としても矛盾しているなぁとも思った。
ということで今回はこれまで。
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