2007年12月19日水曜日

スクリーミング マスターピース

この前、フォーラスシネマパレにて
「スクリーミング マスターピース」という映画を観た。
アイスランドの音楽シーンの歴史と現在をたどった
ドキュメンタリーだが、映画としてはなかなか良くできていて
この手の作品にありがちな凡長さが無く、手堅くまとまっていた。
どちらかと言うと、
映像よりもテーマである音楽自体には複雑な気分になった。
昔東京ロッカーズのドキュメンタリー映画を見たことがあるのだが、
パンクムーブメントのアイスランドにおける受け入れられ具合が
日本とすごく似ているなと感じた。
それを現在の視点で観るとパンクバンドのやっていた音楽が保守的に
聞こえてしまい、古くさく感じた。
でも、逆に良いバンドなども出ていたのも事実で、その意味でも
観る価値はあったなとは思う。

2007年11月27日火曜日

反戦と抵抗の祭(フェスタ)2007

12/1(土)に東京、千駄ヶ谷で
反戦と抵抗の祭(フェスタ)2007が行われる。

映画サークルのブログに紹介文を載せるのもどうかと思ったが、
新自由主義とグローバリズムに反対する姿勢には共鳴できるので
とりあえずは書き込むので。
私は行きたいけど今回は諸事情で無理だと判断。
途中サウンドデモなども行われるので
あらゆる人におすすめできないが(警官隊なんかがいたりして)、
もし興味があったらネットで調べればサイトにたどりつくので。

web http://a.sanpal.co.jp/r-festa

blog http://blog.livedoor.jp/r_festa/

2007年11月20日火曜日

第二回上映を行いました

17日(土)PM21:45過ぎに、予定より少し遅れて
第二回上映を行いました。

上映作品は、女番長野良猫ロック

集まった人数は私も含めて8人。
今回の作品については反応はどうかなと思っていた
のですが思ったより好評で良かったです。
観に来てくれた皆さん、
寒さと雨の中どうもありがとうございました。

今後も変わった作品とかやっていこうと思うので、
どうぞよろしくお願いします。

2007年11月8日木曜日

ロバート ワイアット「コミックオペラ」

この前、ロバート ワイアットの新作が出たというので
早速買ってきた。
ワイアットといえばソフトマシーン時代も含めてのファンで、
最近のものだと前々作の「シュリープ」は持っているが
音が若干厚ぼったいかなと思っていたので、
シンプルな感触で良い作品だと感じた。
おなじみのワイアット節は未だ健在、
声がかすれてきたのは歳のせいだが(62歳)
音数が少ないのでかえってなじんでいる。
ただ不満があるといえば
ボーナストラックは要らないかなと感じたぐらい。
80年代以降の彼の曲の歌詞は
政治的なメッセージを含むものが多いが、
今回もいくつかの曲では
現在のイギリスの現状を歌詞に反映させている。

2007年11月2日金曜日

第二回上映会のお知らせ

11/17(土)21:30より
上映作品 女番長野良猫ロック(監督 長谷部安春)

場所 書籍販売まど枠
秋田市大町川反中央ビル3F

入場料は必要ありません。
クッション、飲み物
あと寒くなってきたので膝掛けなどをご持参下さい。
(アルコールは今回は禁止)

どなたでも参加できますのでお気軽に
尚、上映終了後場所を移しての会合がありますので
参加の可否、メールでお知らせいただけると助かります。

連絡先

代表
sanadamushi1@gmail.com

事務
waltznator@gmail.com

2007年10月31日水曜日

図書館にて

先日、中央図書館にカードを作りたくて申し込みに行ったら。
「市内に住んでいますか?」「いいえ。」
「市内に通勤か通学していますか?」「いいえ。」
「市立図書館ですので、
居住者か通勤通学しているひとしか借りられません。」
ん~。使えねーなぁ。

2007年10月29日月曜日

漫画「レッド」を読んで

ここ最近、いくつかの雑誌の書評で「レッド」(山本直樹作)が
話題になっていた。私も気になって購入しようと思い、
書店めぐりをしたけどなかなか見つからなくて
盛岡に行ってやっと手に入った。

レッドという題名のとおり、連合赤軍事件が題材になっている。
登場人物名や、団体名は変更されているものの、
資料と照らし合わせたかぎり史実にごく忠実に筋書きが運んでいく。
まだ1巻なので激しい暴力シーンは少ないけど(死者は出ている)、
最終的にはあさま山荘事件にまでもつれ込むんだろうなぁと想像している。

これまでにも連合赤軍事件をテーマにした小説や映画が
いくつかあったけど、
この作品では、その後に殺し合うことになるメンバー達の日常感を
強く感じさせる。
他の作品のように内ゲバやあさま山荘事件のみを描いたものではなくて、
1969年の活動初期の頃からを追った内容なので、
血なまぐささが薄められる分だけそちらの方をより感じるのだろう。
この感じは、森達也がオウム真理教を描いた「A2」(「A」は未見)に
通じるものがあると思う。
と同時に、9.11以降の現在の視点から60~70年代を捉える行為に
なるだろうなと感じた。別の作品では、この感じを「青春」として見ることが
多かったけど(あるいは極悪人)、
それは違うなと感じていたのでこの捉え方には共感できた。

ネット上では賛否両論だけど、私は現時点では名作だと思う。
ただ、赤軍派などの暴力闘争の生き方には共感できない。この時代の運動
としてはべ平連のほうがまだ良かったのではないかと思っている。

少し話はそれるけど、たまたまネットで調べものをしていたら、
松江哲明氏が若松孝二監督の最新作「実録・連合赤軍」の先行上映を
観て、自身のブログで絶賛していたのが気になる。こちらも観てみたい。
来年に一般上映されるらしいけど、秋田ではやらないだろうな。
上京するかDVDで観ることになるだろうけどこちらも一見の価値アリだろう。

しかし前回といい今回といいもっと軽い内容にしようと思いつつ、
なかなかできないなぁと思いながら今回はここでおしまい。


...追記、後で読み直して、巻末の解説に青春群像劇と
書いてあったのでしまったと思ったが、作品の印象は変わらない
ので訂正せずにそのままにしておこう。