昨日の夜、8時45分からの
NHKのローカルニュースで、地元の秋田で
今回の参院選においても「1票の格差」は違憲ではとする
訴訟が起こされたことが報じられた。
他でも全国で同じことが起こっているらしい。
「またか」という気分だ。気分が悪い。
この動きがやがて、菅民主党と自民党の政策合意によって
行われるであろうゲリマンダーの最初の引き金を引く
という事を、この人達は理解してやっているのだろうか?
多分、理解していないだろうな。
もし理解してやっているとしたら、
その人物は相当な悪意を持っているだろう。
しかも、一歩譲っても衆議院ならまだ分かる。
参議院で「1票の格差」がどうこう言うのはそもそも論外だ。
日本の参議院は、米仏の元老院、独の連邦参議院に相当する。
だから、今回の参院選では英字新聞や外国での報道では、
参議院は英語でUpper House(上院)と表記されていた。
そもそも参議院(上院)は人口比に左右されない
純粋な地域代表であって(比例代表は1983年までは全国区だった)、
逆に「1票の格差」があってもかまわないはずだ。
だから、今回の訴訟では憲法の条文がどうこういうよりも、
長い目で見た近代デモクラシーの歴史の照らして考えるべきである。
それから今回の動きは、今回のテーマである
ゲリマンダーへ引き金になるだけでなく、
1院制支持派ともリンクしている可能性がある。
この件に関して、また新しい動きがあったら
事あるごとにしつこく書いていこうと思う。
※参議院の英語での正式名称は「House of Councillors」
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