2010年6月20日日曜日

幸福の科学による国家社会主義論について

今日の朝日、毎日両新聞の朝刊に、
大きく幸福の科学の新刊書の広告が載っていた。
題名は「国家社会主義とは何か」
内容は、ヒトラーの霊言から始まり、
菅直人、胡錦涛、仙谷由人の守護霊(とされる人物)の
霊言が収録されているらしい。

まだ本書を読んだことは無いので推測になるが、
全体の構造としては、
渡部昇一、中川八洋両氏の国家社会主義論に、
佐藤優、副島隆彦両氏の
ファシズムまたはコーポラティズム論を
接ぎ木したような内容になるのではないかと推察した。
ただ多分、渡部、中川両氏が学問的検証以前に
ファシズムは無条件で悪であるをいう態度をとっているのを、
そのまま幸福の科学は採用する感じがする。

ただ、最近の幸福実現党を観察して思ったのだが、
普天間問題などにおける
幸福実現党の政治運動としての形態が、
きわめてファシズム的な大衆動員の様相を呈している
印象がぬぐい去れない。
もっというと、党員の集団的な行動パターンが
紅衛兵かヒトラーユーゲントみたいに見えるときがある。
国家社会主義を批判している自分達の運動自体が
国家社会主義的になっていることへの自覚が、
彼らには無いのだろうなと、私はそう感じた。

まあ「紅衛兵」と「幸衛兵」は同音だから
同じだと言ってしまえばそれまでなのだが。

あと、読売新聞の方には「宇宙人との対話」という本の
広告が載っていた。
広告の中身を読んだら、
ベガ星人だの、マゼラン星雲ベータ星人だの、
ウルトラシリーズに出てくる宇宙人と似た名前の
宇宙人が出てきた。
この事を表面的に笑いものにするのは簡単だが、
本当は、幸福の科学による
外国からの大量移民肯定という大問題とリンクしているので、
こちらの方もチェックしておかねばとは思った。

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