今日の朝日、毎日両新聞の朝刊に、
大きく幸福の科学の新刊書の広告が載っていた。
題名は「国家社会主義とは何か」
内容は、ヒトラーの霊言から始まり、
菅直人、胡錦涛、仙谷由人の守護霊(とされる人物)の
霊言が収録されているらしい。
まだ本書を読んだことは無いので推測になるが、
全体の構造としては、
渡部昇一、中川八洋両氏の国家社会主義論に、
佐藤優、副島隆彦両氏の
ファシズムまたはコーポラティズム論を
接ぎ木したような内容になるのではないかと推察した。
ただ多分、渡部、中川両氏が学問的検証以前に
ファシズムは無条件で悪であるをいう態度をとっているのを、
そのまま幸福の科学は採用する感じがする。
ただ、最近の幸福実現党を観察して思ったのだが、
普天間問題などにおける
幸福実現党の政治運動としての形態が、
きわめてファシズム的な大衆動員の様相を呈している
印象がぬぐい去れない。
もっというと、党員の集団的な行動パターンが
紅衛兵かヒトラーユーゲントみたいに見えるときがある。
国家社会主義を批判している自分達の運動自体が
国家社会主義的になっていることへの自覚が、
彼らには無いのだろうなと、私はそう感じた。
まあ「紅衛兵」と「幸衛兵」は同音だから
同じだと言ってしまえばそれまでなのだが。
あと、読売新聞の方には「宇宙人との対話」という本の
広告が載っていた。
広告の中身を読んだら、
ベガ星人だの、マゼラン星雲ベータ星人だの、
ウルトラシリーズに出てくる宇宙人と似た名前の
宇宙人が出てきた。
この事を表面的に笑いものにするのは簡単だが、
本当は、幸福の科学による
外国からの大量移民肯定という大問題とリンクしているので、
こちらの方もチェックしておかねばとは思った。
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