この前観られなかった、
たちあがれ日本の政見放送の前半部分を観た感想。
気がついたことが2つあった。
1つ目は、
これは自民党のと同じだが、
民主党批判をするときに、
小沢派と七奉行派の区別をつけないで
対立する両派を一緒くたにして批判の対象にするので、
話が実情に合っていない。
2つ目、
これは渡部昇一氏にもいえるが、
日教組の名前を挙げてやたらと攻撃対象にする。
このやり方は、今でもシーラカンスみたいに生息していて
「天皇制廃止」をやたらと連呼する左翼の一部と、
ベクトルが異なるだけでやっていることが本質的には同じだ。
これは左右どちら側にも言える事だが、
まず、左翼では、
ゼロ年代中期に貧困、ワーキングプア問題を触媒にして
プレカリアート運動が台頭した時点で、
屋台骨を担う世代の交代が始まった。
同じように、保守、右翼陣営でも
90年代後半の自由主義史観および
新しい教科書をつくる会の運動が興って以降、
世代交代が起こっている。
ただし、小泉政権以降、
この運動に宗教勢力やレイシストが入り込んだ結果、
保守、右翼陣営の体質がおかしく変質していった
という事実がある。
これらの世代交代による
近年における左右の中心勢力の移動の事実を無視して、
単なる馬鹿みたいな
日教組や天皇制に対する現実に即していない
薄っぺらな攻撃は行うべきではないと私は思っている。
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