2010年7月8日木曜日

政見放送を観るパート3.5、たちあがれ日本編追記

この前観られなかった、
たちあがれ日本の政見放送の前半部分を観た感想。
気がついたことが2つあった。

1つ目は、
これは自民党のと同じだが、
民主党批判をするときに、
小沢派と七奉行派の区別をつけないで
対立する両派を一緒くたにして批判の対象にするので、
話が実情に合っていない。

2つ目、
これは渡部昇一氏にもいえるが、
日教組の名前を挙げてやたらと攻撃対象にする。
このやり方は、今でもシーラカンスみたいに生息していて
「天皇制廃止」をやたらと連呼する左翼の一部と、
ベクトルが異なるだけでやっていることが本質的には同じだ。
これは左右どちら側にも言える事だが、
まず、左翼では、
ゼロ年代中期に貧困、ワーキングプア問題を触媒にして
プレカリアート運動が台頭した時点で、
屋台骨を担う世代の交代が始まった。
同じように、保守、右翼陣営でも
90年代後半の自由主義史観および
新しい教科書をつくる会の運動が興って以降、
世代交代が起こっている。
ただし、小泉政権以降、
この運動に宗教勢力やレイシストが入り込んだ結果、
保守、右翼陣営の体質がおかしく変質していった
という事実がある。

これらの世代交代による
近年における左右の中心勢力の移動の事実を無視して、
単なる馬鹿みたいな
日教組や天皇制に対する現実に即していない
薄っぺらな攻撃は行うべきではないと私は思っている。

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