2010年7月1日木曜日

政見放送を観るパート2、みんなの党、共産党編

昨日の政見放送を観ながら感じたこと。

みんなの党の主張。
公務員の給料カット、増税批判、
そして、あからさまには言わないが埋蔵金活用論。
微妙なのは、官から民へ、マネタリズム指向、
インフレ的政策、7年以内に道州制導入。
是非については、五分五分だ。
小泉政権の悪い部分も引きずってはいる。
ただし、元々の自民党支持者も含めた保守反増税派の
受け皿として、一定の勢力を確保すると感じた。

共産党。志位和夫はいつもの半笑いの表情。
反米、反資本家を訴えている。
ただし、鳩山前政権に対しては、
自民党、司法、マスコミなどと一体になって
アメリカの駒として小沢たたきに動いたことに関しては
一切触れない。
末端の党員はまじめだが、トップは今では公明党よりも
政治的にはおかしな動きをする。
蟹工船路線。大企業および自民、民主批判。
ただし極めて党派的に動く。
さらに例えて言うと、志位体制の共産党の特徴は、
90年代以降の北朝鮮が、
いつもは悪の枢軸の一角のふりをしながら、
日本や韓国において(政権党の区別を問わず)
対米従属から脱却する動きを見せ始めたとたんに、
タイミングよく事件を起こすのによく似ている。

(追記)
後日、自民党の谷垣総裁単独の政見放送を観た感想。
民主党を批判はしている。
しかし、七奉行派と小沢派の対立には触れていないので、
両派の相違点(増税と反増税など)が
ごちゃまぜになっている。
その後、財政再建について語り始める。
民主党の玄葉光一郎政調会長(七奉行派)と
言っていることが非常に似ている。
放送を観ながら、
このままでは本当に選挙後に増税大連立になる
可能性が高いのではと私は感じた。

(さらに追記)
共産党トップの訪米時に、
オバマ大統領のほかには誰と会ったのだろうか?
日本共産党のアメリカでの受け皿はどの政治勢力か気になる。

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