2010年7月16日金曜日

日韓保守派を分断させたのは誰の責任か?そして反小沢翼賛会の動き

7月10日(土)の産経新聞の「緯度経度」欄において、
産経ソウル支局長の黒田勝弘氏が
「日韓保守派の共通目標は」という題で、
日韓の保守派の連帯の可能性について述べていた。
これは虫のよい話ではないのか?

小鳩政権に対する党派的攻撃のための院外団として、
在特会やネット右翼などを煽動し利用したのはいったい誰なのか?
産経新聞や自民党右派などの
反共保守右翼である彼ら自身ではないのか。
これによって、
これまで反北朝鮮や竹島、対馬などの問題において、
主に、韓国内の容共左翼民族派に対する批判で動いていた
日本の保守右翼陣営が、
在特会を利用した事によって、
左右および南北を含めた韓国、北朝鮮全般に対する
冷静さを欠いた敵対感情で暴走してしまった。
それでいて「日韓の保守派連帯は可能か?」というのは
近衛声明ばりに「韓国は相手とせず」と言った
舌の根が乾かないうちに、
「反共のために手を結びましょう」と言うようなものだ。
相手を愚弄している。
18世紀にハプスブルグ家とブルボン家が結んだ
外交革命のような、
これまで敵対していた相手との外交政策の転換というのは
いつの時代でも存在するが、
今回のはあまりにも稚拙すぎてひどい。

在特会は韓国における反日左翼民族派を
裏返ししたような反韓右翼民族派的存在になってしまったようだ。
彼らの暴走を止めない限り、
日韓保守派の連帯は不可能ではないのか。
同時に、台湾独立派との連帯も怪しくなってきた。

話が変わって、
いよいよ検察審査会が動きだした。
これに民主党内ナベツネ派の生方や前原国交相、
「A級戦犯」の千葉法相、
さらに自民党まで加わって小沢攻撃を始めだした。
ここ数日予測した通りだ。
いよいよ菅民主党、自民党、検察司法、マスコミetcの
「反小沢翼賛会」による、
政治的リンチの幕が上がった。

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