7月30日(金)の読売新聞に載っていた、
昨年は党内の主導権争いに一旦敗れた
自民党上げ潮派のリーダーである
中川秀直元幹事長のインタビューを読んで考えた。
中川氏は、前回の衆院選以降、
自派の勢力を温存していたようだ。
その上で、みんなの党との連絡を取り合いながら
復権の機会をうかがっている。
その一端として、
民主党政権瓦解後に自公み政権を作るという構想も
考えているようだ。
ここで、現在(2010年7月末)時点の
日本政治の対立図は、
民主党vs自民党vsみんなの党
という単純な三つ巴の構図ではなく、
参院選直後の週刊ポストの図に修正を加え、
なおかつ今回の中川氏の発言も考慮に入れると、
(外資容認) (消費税大連立) (対米独立派)
みんなの党 民主党七奉行派 民主党小沢派
中川秀直一派 vs 自民党主流派 vs 国民新党
(上げ潮派) たちあがれ日本 社民党
幸福実現党(仮) 新党改革 ←辻元清美─┘
(離党)
公明党 共産党
(中立) (反米のふりをした
対米従属派)
※外資容認派と消費税大連立派に竹中平蔵の影響力あり
と同じ三つ巴でもこう分類できるのではないかと考えた。
中川秀直氏は、民自大連立と小沢派との対立の推移を見計らった上で、
次の行動を起こすだろう。
そのシナリオとしては、
前にも書いた自公み政権工作という方法もあるが、
もう一つ、自民党を割ってみんなの党に合流するという
可能性も考えられる。
そのときに、民主党からも何人か引き抜く可能性がある。
多分こちらの方が中川氏にとっては、
自民党内部にいるよりも権力奪取の近道になるのかもしれない。
彼の発言を読んで、
自公み政権樹立が消費税増税問題がネックとなって
不可能となった場合には、こうなる可能性があると考えた。
もし渡辺喜美総理が誕生した場合、
裏のトップとして副総理のポストに就くのではないか?
ただこれは仮定での話であり、
9月以降の政局によってはまた予測が変わっていく。
そのときはまた政界対立図を書き直すことにしよう。
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